2021/7/14 世界文化遺産展で三沢作品展示!

〇世界文化遺産展で三沢作品展示!(~2021・7/20:東京)

世界文化遺産 『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』(2018年7月)の登録のきっかけを作った建築写真家・三沢博昭さん(1944-2009)らの作品展が東京の富士フィルムフォトサロンで開かれています。
『日本の世界文化遺産』展で、企画した富士フィルム(株)の企画書です。
『現在、日本国内には23件の世界遺産が登録されています。そのうち19件が文化遺産で、大半は各時代を象徴する建造物として残されており、いまや観光スポットとしても人気を集めています。本展は、日本の美と文化をテーマに撮り続けてきた写真家17人による格調高い作品で構成し、国内すべての世界文化遺産を日本の歴史を通観しながら紹介します。選りすぐりの名作写真を歴史の流れの中で見ることで、日本の奥深い魅力を再発見していただけると存じます』
17人は土門拳ら日本を代表する写真家で、三沢博昭さんもその一人に選ばれています。北海道出身の建築写真家で、国内外で歴史的な建築、街並み、土木構造物、遺跡などを主なテーマとして撮影し、1999年度土木学会賞(出版文化賞)を受賞したほか2000年には文化財保護功労者として表彰されました。長崎との関りも深く、1989年「長崎居留地大いなる遺産」(長崎市教育委員会)を出版。2000年にも、世界文化遺産につながる「大いなる遺産 長崎の教会」を出版。同作品は、ナガサキピースミュージアムが企画した“長崎から世界遺産を”シリーズ第3回として、2004年11月展示され好評を博しました。


<長崎展示・2004年>  <三沢博昭さん>

今回、東京で開かれている『日本の世界文化遺産』展では、国内の世界文化遺産全19件が、17人の写真家の作品で紹介されています。
土門拳さん「薬師寺東院堂観音菩薩立像(聖観音)」、渡辺義雄さん「唐招提寺金堂夜景」、水野克比古さん「上賀茂神社 ならの小川」、三好和義さん「中城(なかぐすく)城跡」、岡本茂男さん「厳島神社 廻廊平舞台より東廻廊」、田村仁さん「富岡製糸場 操糸場内部」らで、三沢さんの作品は「大浦天主堂内陣」です。

 
<「日本の世界文化遺産」展>        <三沢さん作品>

この「日本の世界文化遺産」展は、東京都港区赤坂9-7-3(六本木・東京ミッドタウン内)・東京フジフィルム スクエア内の富士フィルムフォトサロンで今月1日に始まり、20日(火)まで開かれています。会期中は無休で10:00-19:00(最終日は16:00まで、入館は終了10分前まで)開館。電話:03-671-3350(受付10:00-18:00)。
地図添付します。

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