2020/10/25 “生さだ”に“みどりのせんそうほうき”

〇 “生さだ”に、“みどりのせんそうほうき”(2020・10/25)
ナガサキピースミュージアムのシンボルとして国の内外に広がっているミニチュアのアクセサリー“みどりのせんそうほうき”が、10月25日(日)放送の“生さだ”―NHK総合テレビ『今夜も生でさだまさし』に登場し注目を集めました。


“みどりのせんそうほうき”は、1990年の湾岸戦争で多国籍軍に自衛隊参加が論議された際、これに疑問と反対を唱えた東京都の一女性のアイディアから「戦争反対の意思表示のシンボル」として生まれた小さなアクセサリーです。その後、2003年開館したナガサキピースミュージアムに届けられ、会員・ボランティアさんを通じて全国に広がりました。英語版・スペイン語版も生まれ、2017年、核兵器禁止条約の国連採択に貢献してノーベル平和賞が核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)に贈られた際には、ノルウェー・オスロの授賞祝賀会場で多くの人々の胸を飾りました。
今回の“生さだ”では、MCと音響担当の住吉昇さん(画面向かって左)が事前にピースミュージアムにお見えになった際、趣旨に賛同されてお持ち帰りになられました。特別の紹介などはありませんでしたが、放送の際、デスク上のパソコンの背にさりげなく取り付けられましたので90分の放送時間中長時間露出されることになり、“あれは何だ”と注目されたようです。

長崎市での“生さだ”は4回目。今回の会場は、長崎観光のメッカとも言える南山手(居留地跡に国宝大浦天主堂やグラバー園などがある)の東側入口、ピースミュージアム傍の国道沿いにある旧香港上海銀行長崎支店記念館の1階フロア。建築家下田菊太郎の代表作品。1904(明治37)年完成した洋館で、国の文化財にも指定されており、コロナ禍もあって観覧のお客様も抽選による10人程度と少なめでした。

番組はいつものように視聴者のはがきを読むスタイルで進行されましたが、舞台は長崎とあって、スペシャルゲストには「長崎は今日も雨だった」の前川清さんが招かれ、子息が作詞作曲の新曲「歩いて行こう」を披露するとともに、さださんと長崎弁交じりの賑やかなトークを繰り広げました。この中で、さださんが目の前にあるナガサキピースミュージアムについて触れ、「前川さんは(1995年の設立発表記者会見の際は)発起人の一人だったけど覚えている?」と質したところ、いつものお惚けで「(ナガサキピースミュージアムは)まだあるんですか!?」と返し笑いを誘っていました。
さださんは最後にグレープ時代の名曲「雪の朝」を披露しました。

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