2013/2/19 極寒の天主堂堂内で熱い演奏会

演奏したのは東京芸術大学出身の若者たち15人です。
母親が長崎市出身・染織工芸作家の袴田容さんが中心となり2011年度卒業生で弦楽アンサンブルを結成し、その名もTGS(東京芸大ストリングス)として、各地で子どもたちへのレッスンやハイレベルの演奏会を開いています。

TGS大浦天主堂コンサート

長崎では、世界遺産を目指す「長崎の教会群」の登録運動を支援しようとそのひとつである国宝大浦天主堂で演奏会を開きました。暖房もない堂内は一年で最も寒い時期とあって“長崎人”には極寒の地同様で、招待された観客約200人は長椅子に厚いコートなどを着込んでの鑑賞でしたが、若者たちの演奏は力強く、熱っぽく、寒さも感じさせないほどでした。
モーツアルトの曲など3曲を休憩なしでたっぷり1時間、堂内は厳粛な上にも厳粛で、荘厳な雰囲気に包まれ観客も感動の拍手を送りました。
TGSは、翌21日には長崎市北部の複合施設チトセピア・ホールで一般市民向けの演奏会を開き、詰めかけた約500人の観客に約90分、プロの演奏を披露しました。

TGS大浦天主堂コンサート(長崎)

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