2020/9/1 平和の大切さ・美しさを伝える“アート”

〇 平和の大切さ・美しさを伝える“アート”
    ~RING ART展でギャラリートーク~(2020・8/30)

長崎市被爆75周年事業の一環として7月14日(火)の井川惺亮展<ナガサキピースミュージアム>を皮切りに長崎県美術館・長崎歴史文化博物館・延命寺で開催された『8+9 2020 ナガサキの地でアートを考えるⅡ』も大詰めを迎えました。井川展に続き「RING ART」展が開催されているナガサキピースミュージアムでは終了の5日(土)を前に、8月30日(日)午後、大分市美術館館長・菅章さんをゲストに招いて出品者によるギャラリートークが開かれました。

主催は現代美術家で長崎大学名誉教授・井川惺亮さんを中心に全国で美術教育の先頭に立っている井川さんの“教え子”らで作っている「RING ART実行委員会」です。既に関連イベントとして「講演会」<7/28・県美術館>、「シンポジウム」<8/1・県美術館>、「川口和男と一瀬比郎追悼展」<7/26~8/16・歴史文化博物館>、「Fransisco LARANJO & Seiryo IKAWA展」<8/21-23・延命寺>が開かれており、ナガサキピースミュージアムでのギャラリートークでは、中田寛昭さん(福岡)・廣岩裕香さん(長崎)・波多野慎二さん(長崎)・野坂知布さん(長崎)の4人が自分の作品の前で作品の意図や平和への思いを熱く語りました。
大分市美術館の菅館長も自らが現代美術作家とあって作品の意図だけでなく、素材やデザイン・色彩の展開などに細かい興味を示され各作家と“コンテンポラリー・アート”談義を繰り返しておられました。
井川さんは改めて、『「RING ART」は、未来を生きる子どもさんたちにアートで平和の大切さや美しさを伝えることが最大の使命です』と強調されました。
最後に発言を求められた増川雅一専務理事は、ナガサキピースミュージアムの建設経過を短く紹介するとともに、「時間は掛かるかも知れないけれど、音楽や絵画など心を豊かにする文化的な側面から引き続き平和を追求して行きたい」と述べ、多くの作家の皆さんの積極的な利用を呼びかけました。
尚、この展示会は、9月5日(土)午後5時30分まで開催されます。入場は無料です。マスク着用の上お出かけ下さい。

コメント投稿は締め切りました。