2020/1/26 核禁条約批准35カ国に!

〇 パラグアイ“核兵器禁止条約”を批准(2020・1/24)
1月24日付けのUNジャーナル(国連の公式活動日誌)によりますと、南米のパラグアイが核兵器禁止条約の批准書を国連に預託しました。これで批准は35カ国となり、核兵器禁止条約が発効するために必要な50か国まではあと15カ国となりました。

核兵器禁止条約は2017年7月7日、国連加盟国の3分の2を超える122か国の賛成で採択されました。
同年、同条約を推進している核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)にノーベル平和賞が授与されました。アメリカをはじめとする核兵器保有国やいわゆる“核の傘”の下にいる日本などは反対し、核兵器廃絶を求める世界の流れに竿を差しました。しかしながら、同年9月から始まった同・核禁条約の批准・署名にはバチカン市国を先頭に各国での調印が進み、今回の南米、パラグアイの批准で、条約発効に必要な50か国まであと15カ国となる35番目の調印が実現しました。

長崎市で、核兵器禁止条約の批准促進活動を展開しているICANサポート・ナガサキ(宮田隆代表)のまとめによりますと、これまでの批准国は以下の通りです。
ガイアナ、バチカン、タイ<2017・9/20>、メキシコ<2018・1/16>、キューバ<1/30>、パレスチナ<3/22>、ベネズエラ<3/27>、パラオ<5/3>、オーストリア<5/8>、ベトナム<5/17>、コスタリカ<7/5>、ニカラグア<7/19>、ウルグアイ<7/25>、ニュージーランド<7/31>、クック諸島<9/4>、ガンビア、サモア、サンマリノ、バヌアツ<9/26>、セントルシア<2019・1/23>、エルサルバドル<1/30>、南アフリカ<2/25>、パナマ<4/11>、セントビンセント・グレナディーン<7/31>、ボリビア<8/6>、カザフスタン<8/29>、エクアドル<9/25>、キリバス、トリニダード・トバゴ、バングラデシュ、モルディブ、ラオス<9/26>、ドミニカ<10/18>、アンティグア・バーブーダ<11/25>、パラグアイ<2020・1/23>。

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