2019/8/22 長崎県美術館で日韓・日中交流展

長崎で広がる日韓・日中交流!
   ~県美術館で韓国・中国との交流文化展~

複雑な国際関係を反映して隣国、特に韓国との友好親善が揺らいでいますが、長崎県では恒例の市民レベルの交流が長崎県美術館で行われています。
企画したのはナガサキピースミュージアムでの展示もされた元長崎県対馬支庁長で写真家の仁位孝雄さんです。今回は長崎国際交流写真協会としての取り組みです。
長崎新聞・社会面に掲載された記事でご紹介します。

 
<長崎新聞:8月21日付*第24面(社会)>

全文を紹介します。
 『日韓関係が悪化する中、本県と韓国・釜山市の写真愛好家による「長崎・釜山日韓交流写真展」が20日、長崎市出島町の長崎県美術館で始まった。初日は写真展を後援している孫鐘植(ソン・ジョン・シク)駐福岡韓国総領事が訪れ「写真展のような民間交流を政治にもつなげていきたい。互いに頑張ろう」とエールを送った。写真展は長崎国際交流写真協会が主催し、釜山国際写真交流協会が共催。3回目。本県の26人、釜山市の27人が61作品(計145枚)を出品した。会場には釜山市のチャガルチ市場の様子や本県をはじめ日本国内の風物を生き生きと切り取った力作が並んでいる。孫総領事は作品鑑賞後に取材に応じ「日韓関係は政治的には非常に厳しい状況だが、民間交流は活発に行われるべき。写真展は意義深くありがたい」と感謝。日韓関係の改善に向け「学生交流やスポーツ・文化交流が活発になるよう努力していきたい」と語った。長崎国際交流写真協会の仁位孝雄会長は、「写真を見た若者が日韓両国に興味を持ち、行き来してもらい、相互理解につながれば」と期待を語った。写真展は25日まで。入場無料。24日午後1時からは「世界文化遺産から見る韓国」と題した講演会や作品講評などがある。 (田中祐作)』

日中交流は長崎県の場合距離的にも長崎・東京間よりも距離が短いことを反映して古くから交流の歴史があり、今も中国人街があるだけでなく中国の古くからの文化が祭りや娯楽、食べ物・言葉など生活の隅々までも深く浸透しています。長崎市では毎年、中国駐長崎総領事館と長崎県・長崎市などがタイアップしたレセプションが開かれ、県内外の関係者が700人前後参加して交流を深めています。
今年も9月20日(金)長崎市・ホテルニュー長崎で『中華人民共和国成立70周年記念』のレセプションが予定されており、ピーススフィア貝の火運動も招待状が届いています。松田裕二理事長が参加予定です。
長崎県美術館の日中交流は『日中交流大会』として九州日中文化協会<ピースミュージアム展示“11時2分”プロジェクト代表・小川忠義さんが理事長です>と同館の共催で20日・21日の両日開催されました。21日付の長崎新聞・ローカル面に掲載された記事で紹介します。


<長崎新聞・8月21日付*第12面(ローカル)>

全文を紹介します。
『長崎市出島町の県美術館で20日、日中両国の児童生徒の書、絵画など計約250点を展示する日中青少年交流大会(九州日中文化協会、同館主催)が始まり、中国側の約380人が訪れて開会式が開かれた。展示は21日まで。同協会が毎年開き22回目。今年は上海、北京、香港などから400人以上が訪日し、福岡市や本県などで交流行事に参加している。同館では中国側の書、絵画計約170点と、昨年度の「子ども県展」で特選以上を受賞した絵画、版画、デザインの一部計約80点を展示している。開会式は劉亜明駐長崎中国総領事らが出席し、日中の子どもたちが合唱やダンスを披露。訪日団を代表して、山東省日照市金海岸小学校の趙慶英校長が「日中双方の良好な関係が長く続くよう祈念する」とあいさつした。テープカットの後、中国の児童らが展示会場で熱心に作品を鑑賞していた。  (山口恭祐)』

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