2019/4/24 ディスカバー・ナガサキ展開幕

○テレビが映した昭和40年代
      ~ディスカバー・ナガサキ展開幕(2019・4/23-5/19)

経済の高度成長・国土改造が進む中で“ふるさと長崎”の現状を活写し未来を展望したテレビ番組がありました。
NBC『テレビニュータウン』・・・1971(昭和46)年から1976(昭和51)年まで毎週一回・全287回の放送記録から“長崎の昭和”を回顧します。
展示協力・NBC長崎放送。

開幕・初日の4月23日(火)午前10時過ぎからオープニングセレモニーが行われ、当時『テレビニュータウン』の制作に携わったアナウンサーを中心にアシスタントや技術スタッフらが15人あまり集まりました。
冒頭、ナガサキピースミュージアムの増川雅一専務理事(『テレビニュータウン』制作担当ディレクター)が企画展開催に至る経過を紹介し、NHK長崎放送局.KTNテレビ長崎.NBC長崎放送の3局時代に毎週一回とはいえレギュラーで初めて“生活情報番組”が誕生したと述べました。
今日では、NHK長崎放送局・KTNテレビ長崎を始めNBC長崎放送を含め後発局となったNCC長崎文化放送、NIB長崎国際テレビも同種の“社会情報番組”を制作しそれぞれの局の特徴を出しながら多彩で娯楽色豊かな“生活情報”を発信しています。
続いて、参加者が一人一人マイクを握り、『テレビニュータウン』の思い出を語りました。
『テレビニュータウン』は5年に渡り制作を続けただけに様々な企画を展開しましたが、西岡武夫代議士や久保勘一長崎県知事、諸谷義武長崎市長、漫画家清水崑さんら著名人だけでなく町の魚屋さん・野菜屋さん・果物屋さん・花屋さんなど生活に密着した人たちから食堂のご主人やレストラン、ホテルのシェフ、町や村の無名の人々まで多数出演しており、抜粋して制作展示された120枚を超えるパネルにそれらの人々の意気込みと熱気があふれています。


<ナガサキピースミュージアム>              <祝花>

オープニングセレモニーでマイクを持った『テレビニュータウン』の顔・・・MCの皆さんです。

 
<初代・川瀬隆史アナウンサー>   <初代・松本(現・国枝)則子アナウンサー>


<5代目大喜聖子(現・花柳昌太女)さん><2代目・園田庄一アナウンサー>

*「ディスカバー・ナガサキ展」開幕の模様は、同日23日午後6時15分からのNBC長崎放送テレビニュースで放送されたほか、毎日新聞が24日付のローカル面「県内総合」で掲載されました。
中山敦貴記者の取材です。全文を紹介させていただきます。
  『高度成長期の長崎で親しまれたNBC長崎放送の生活情報番組「テレビニュータウン」の足跡をたどる企画展「ディスカバー・ナガサキ」が23日、長崎市松が枝町のナガサキピースミュージアムで始まった。5月19日まで(7、13日休館)。入場無料。
 「テレビニュータウン」は1971~76年の全287回、毎週土曜の昼に放送。さだまさしさんらを迎えた「グレープとともに」や、「こどもの日特集・うで相撲大会」など、さまざまな企画・特集が組まれた。市民も多数出演し人気を呼んだ。
 会場では、NBCの協力を受け、放送内容を抜粋して約120枚のパネルで紹介。ダイジェスト版を放映するコーナーもあり、40年あまり前の番組を楽しめる。企画者の一人で、当時ディレクターを務めた増川雅一さん(78)は、「昭和の長崎の姿を知ることで、今後の長崎の発展の方向性を見いだしてほしい」と話した。【中山敦貴】』

 

*NBC長崎放送が「Nスタ・プラス長崎」で放送した内容の全文です。

『 白黒テレビに変わってカラーテレビの普及が進んでいた時代でした。
高度成長期の長崎で放送されたテレビ番組を通して昭和の時代を振り返る企画展が今日から長崎市で始まりました。

*「テレビニュータウン」オープニング
こちらは昭和46年に始まった長崎で初めての生放送のワイド番組です。この企画展では、NBCの番組「テレビニュータウン」の6年間、287回の放送から高度成長期の長崎とテレビの歴史を振り返ります。
あのさだまさしさんがレギュラー出演したのはこの番組が初めてでした。
 
出演者は中継車に乗って出掛けていました。
 
     *永島「ひい孫さん、玄孫さん、53人位いらっしゃると? 本当ですか」
       中川ソノさん(90歳) 「ハイ!」
昭和49年、国見町楠高地区からの中継では、郷土史家の永島正一さんが今は途絶えた地区の誕生会に参加していました。

このほか、会場には当時の資料およそ120点が展示されています。
 
*5代目アシスタント・平田聖子さん(旧姓・大喜)
「もう初めての世界でカメラの前に立つと緊張でした。」

*当時の番組ディレクター・増川雅一さん
「長崎の良き時代をうまくこの番組は反映していますね。こういう良い時代をもう一回、若者たちの手で取り戻して貰いたいと思っていますね。」

            昭和46年から51年の長崎を記録した企画展は5月19日まで、長崎市のナガサキピースミュージアムで開かれています。』

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