2018/5/10 なんじゃもんじゃ

●「なんじゃもんじゃ」が開花しました!(2018・5/9)
ナガサキピースミュージアムの北側広場に今年も「なんじゃもんじゃ」の白い花が開きました。
 

 
「なんじゃもんじゃ」は南方系の樹木で、本名は『ヒトツバタゴ』です。春から初夏に雪のような白い花を付けます。
長崎県では対馬の花として有名で、朝鮮半島に近い「鰐浦(わにうら)」一帯では数千本が自生しており、一斉に開いた花は濃紺の海を照らし、地元の人たちは「ウミテラシ」とも呼んでいます。「なんじゃもんじゃ」との呼び名は“見慣れない樹”ということで各地に広がったと思われますが、ピースミュージアムそばにある一本「なんじゃもんじゃ」は、2010年3月松ヶ枝埠頭が整備された際植樹され、6年目の2016年春初めて花を付け、以来、毎年この時期にたくさんの爽やかな白い花を付けています。
長崎では、同時期に植樹された「水辺の森公園」のレストラン西側散歩道などのほか、雲仙のゴルフ場周辺でも見ることが出来ますよ。
また、東京・明治神宮外苑や皇居内にもあり、昭和天皇は、1982(昭和57)年5月、吹上御所で対馬島民への想いを歌に詠まれています。

わが庭のひとつばたごを見つつ思ふ 海のかなたの対馬の春を

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