2018/3/16 東京発イベント2題

〇 東京発イベント2題~写真展&舞台~
東京から「写真展」と「舞台公演」の案内が届いています。遅くなりましたがご案内します。
● 写真展 『写真発祥地の原風景・長崎』
(東京都写真美術館:2018・3/6-5/6) 

これは、東京都写真美術館が「日本における写真文化センター的役割を担うとの基本方針に基づき」毎春開催しているもので、2018年は「写真発祥地の原風景・長崎」のタイトルで、海外に開かれた長崎をいち早く訪れ写真を制作したピエール・ロシエ(Pierre Rossier)やフェリーチェ・ベアト(Felice Beato)、長崎で学び写真師となった上野彦馬・幸馬兄弟、内田九一、薛(せつ)信二郎、竹下佳治、清河武安、為政虎三らを紹介するとともに、同美術館や長崎大学附属図書館、長崎歴史文化博物館などが所蔵している当時の作品(古写真)を展示しています。

 
<写真展ポスター> <「眼鏡橋」1866(慶応2)年:フェリ-チェ・ベアト撮影作品>

『写真発祥地の原風景・長崎』 は3月6日(火)から開幕しており、5月6日(日)まで開催されます。
開館時間は10:00~18:00(木・金は20:00まで)=入館は閉館30分前まで=月曜閉館。
東京都写真美術館は東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイスにあり、JR恵比寿駅東口から徒歩7分、東京メトロ日比谷線・恵比寿駅から徒歩10分です。専用駐車場はありません。
*入場料金:一般700円・学生600円・中高生及び65歳以上500円・小学生以下など無料

◎4月7日(土)14:30-17:30 「長崎をめぐる初期写真シンポジウム」~定員190人・要整理券
◎4月14日(土)14:00-16:30 「古典技法ワークショップ」~定員50人・先着順
◎会期中の第2・第4金曜日14:00から展覧会担当学芸員によるギャラリートーク開催
*詳細は、電話:03-3280-0099、www.topmuseum.jp へお尋ね下さい。


● 杉並演劇祭参加 『三好十郎作「廃墟」・ハツビロコウ公演』 (シアターシャイン:2018・3/13-21)

これは、映画やTVCMなどで活躍する俳優・松本光生さんらが2015年以降に結成して活動している演劇企画ユニット“ハツビロコウ”の第5回公演です。
ピーススフィア貝の火運動の支援者で長崎はじめ全国で活動している現代美術家・大木道雄さんからのご案内です。大木さんのお嬢様・明(あかり)さんがこの公演にアクターとして参加されています。
 
「杉並演劇祭」は、杉並区内の演劇界の活性化を図ろうと2004(平成16)年にボランティアによって実行委員会が結成され、毎年、副賞に賞金までつけた「杉並演劇大賞」が選出されており、2018年は15年目で第15回となっています。杉並区内には、今回の「シアターシャイン」など8か所余りの提携劇場があり、演劇祭の期間中、趣向を凝らした様々な演劇が上演され賑わいます。

「廃墟」は、佐賀市出身の“プロレタリア劇作家”三好十郎(1902-1958)が書いた戦後三部作の一つで、今回の広報ちらしでは『玉音放送を聞き、まるで子供のように泣いた作家は涙のわけを探るためこの「廃墟」を書いた。これは、敗戦から一年後、焼け跡の中で懸命に生きたある家族の物語りである」とあります。
 松本光生さんが上演台本から演出・舞台監督を務めており、“今を生きる俳優たちが今一番気になることに主体を持って取り組む”という彼らが終戦後70年の現代に甦えらせる“敗戦”“焼け跡”の舞台が関心を集めているようです。
*会場:「シアターシャイン」 (東京都杉並区阿佐谷南1-15-15 電話:03-5378-9125)
東京メトロ丸の内線「南阿佐ヶ谷駅」徒歩2分、JR中央線「阿佐ヶ谷駅」徒歩7分
*入場料金:一般3500円・学生3000円 ※未就学児の入場不可
*お問い合わせは、「ハツビロコウ」 電話:090-4029-3676 へお願いします。

コメント投稿は締め切りました。