2018/3/10 朝鮮通信使の道・ギャラリートーク 後編

2018/3/10 朝鮮通信使の道 ギャラリートーク 後編

今日は、現在の展示 祝・朝鮮通信使のユネスコ「世界の記憶」登録 友好交流を支えた苦難の4000キロ! 第30回「朝鮮通信使の道」仁位孝雄写真展のギャラリートーク後編「朝鮮通信使の道(ソウルから江戸、日光まで)」が行われました。

本当にいいお天気で、トークイベントには、仁位さんの関係者、ゆかりのある方、対馬出身の方、前回のギャラリートークに来られた方、展示を見て仁位さんファンになった方などなど、40名以上というたくさんの方にお越しいただきました。


<ギャラリートークにお集まりのたくさんの方々>

前回のギャラリートークでは、朝鮮通信使が始まって、偽造印事件までのお話でしたが、今回は、それから、現代にいたるまでのことを主にお話くださりました。


<対馬で作られた偽造印>

朝鮮通信使といっても、「それは遣隋使ですか?遣唐使ですか?」と尋ねられることが多かったそうです。今回は、通信使のいでたちや衣装などについても、触れられました。


<朝鮮通信使の役職の一つ・副使のいでたち>

雨森芳洲と玄徳潤の「誠信の交わり」は、仁位さんが、朝鮮通信使を研究していく上でのキーワードになっています。お互いに欺かず、対等な関係で、信じ合う。それが、平和につながっていくということです。

そして、現代の日韓関係についても触れられました。仁位さん自身、韓国で、お墓の撮影をして以来、しばらく、いたずら電話に苦しまれていたこともあったそうです。
しかし、東京の新大久保駅で、韓国人留学生が酔っぱらった男性が電車の駅のホームから落ちたのを助け、犠牲となって亡くなった事件を機に、日本人の韓国の人々を見る目が変わっていき、更には、韓流ブームに繋がっていったそうです。

ギャラリートークの最後に、仁位さんから、「政治レベルでギクシャクしている日韓でも、民間レベルでは、韓国の人は、とても、よく、もてなしてくれます。これから、若い人には、韓国に行ってもらって、おおいに交流をはかっていただきたい。」という言葉で締められました。

ギャラリートークが終わってからの質疑応答の時間も、仁位さんは、大人気でした。写真に一緒に写ったり、もちろん、たくさんの質問を受け、丁寧に答えていらっしゃいました。


<質問に丁寧に答える仁位さん>

この朝鮮通信使の道の展示は、今月23日(金)16:00まで、行っております。開館時間は23日以外は、9:30から17:30まで。月曜休館です。是非、お越しください。

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